イギリスEU離脱で日本車輸出値上がりの影響!トヨタは赤字?
2016/06/25
イギリスがEU離脱を表明しました。世界の政治に対して無頓着な僕は、「EUってなんすか?」って上司に聞いたレベルですw
今回はEUってそもそも何なの?って話と、イギリスEU脱退で日本の車メーカーに起こる悪影響について考えてみました。リーマンショックでの二の舞、もしくはもっと悪化するのでは?との声もあります。
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好きな所から見てね
EUをわかりやすく説明
フランス、 ベルギー、 ルクセンブルク、 イタリア、 オランダ、 ドイツ、イギリスが1993年11月1日に同盟を組みました。それがユーロ。仲間、軍団みたいな物ですね。
軍団を組んだ理由は、例えば旅行で国を渡ったときに”通貨が異なると面倒”だったり”パスポートチェックががいちいちめんどっちー”ってことで、EUではユーロと呼ばれる通貨で統一し、パスポートのチェックもとてもイージーになったんだってさ。
EUの狙いは、小さなヨーロッパの国が集まってアメリカや日本の経済に遅れをとらないようにしよう!って感じ。
イギリスがEUを離脱した理由
EU加盟国は難民を受け入れなければならないルールがあります。EU加盟国の中でイギリスは難民に対する補償が手厚く、難民たちの間では「イギリスに行っておけば安パイ」との考えがあり、難民が増えました。
具体的な社会保障としては、
・福祉手当
・居住地の提供
・無料で医者を受診できる
イギリスに来た難民の方は仕事を探しますので、イギリス国民としては働く場所へ競争相手が増えて苦しくなるわけですね。難民の受け入れをストップする目的でEUを脱退するようです。
イギリスEU脱退時のユーロ円FXチャート
イギリスがEUを脱退したことで、円高が進んでいます。以下がユーロ円のチャートで、「とりあえずすっげー動いてるな」って事はわかりますよね。FXをかじっていた身としては、一旦身を引いていて良かったなと思います。金儲けのためだけにFXをふんわりやっていた経済に無頓着な人は、致命傷を負った人もいるでしょうね。
リスク回避をきっちりしないと一撃で死ぬのがFXの怖いところです。6億の借金を背負った人もいるようです。
リーマンショックのチャート
リーマンショックでもFXチャートはかなり動いています。資産がぶっ飛んだ投資家の話はWeb上にかなりありますね。ちゃんとトレードの勉強してリスク回避しないとね。大きな値動きが予想される場合は前もってトレードから抜けておくのが最良ですね。 スポンサーリンク
イギリスEU脱退で車会社へ大ダメージか
日本国内で車を販売しているメーカーは日産・ホンダ・トヨタ・スバル・スズキなど沢山ありますが、この中でも海外に車を輸出して利益を大きく取っている車会社はトヨタ(1015万台)です。次いで日産(852万台)、ホンダ(471万台)、スズキ(228万台)と続きます。
トヨタの売り上げ
トヨタの売り上げは海外へ向けての輸出が多く、上のグラフのように2015年では国内2:国外7くらいの割合になっています。
円高によって円の価値が高騰するため、海外に向けて輸出する車の値段が上がるため購入してくれる件数が減るため、売り上げ台数が大きく落ちる事が予測できます。リーマンショックが影響した2009年は4610億の赤字であり、今期も赤字になる可能性があります。この赤字はリーマンショックに紐ずけられトヨタショックと呼ばれているようですが、再びトヨタショックが起こるかもしれません。
輸出の比率は年を追うごとに高まっている傾向にありますから、よりダメージは大きくなりそうですね。
大企業が赤字になることで日本経済にお金が流れなくなります。輸出をメインにしている会社の経営が厳しくなるため、日本経済も悪化することが予想できます。
EU離脱でガソリンの価格は下がる?
かつてのリーマンショック(2008年)では、ガソリンの価格がガクッと下がっています。ガソリンは輸入であることから、リーマンショックと同様に今回のイギリスEU離脱でも円高によってガソリンの価格も下がることが予想できますね。
感想とまとめ
・FXはリスク回避しないと死ぬ
・トヨタや日産は2016年の決済が赤字になるかも?
・円高によってガソリン(輸入)は安くなりそう
・日本経済は不景気になりそう
人工知能の車が開発される中で、ガソリン以外の燃料に関しても水素燃料だったり電気自動車の開発も進んでいます。めまぐるしく状況が変わろうとしている車社会は、ガソリン車の撤廃や自動運転車でハンズフリーになる未来が待っているんでしょうね。
ではまた!