右利きが多い3つの理由!右利きの割合も調べてみた
あなたは右利きでしょうか?
左利きでしょうか?
今回は、人間において、右利きが多い理由について詳しく調べてみました。答えは脳にあり…!脳タイプ診断テストもあります。
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好きな所から見てね
世界中の人の9割が右利き
日本人のみならず、世界中の9割の人は、利き腕が右腕です。
不思議ですね。
中国や日本では。縦書きが主流でした。右利きの人が縦書きをすると手が汚れてしまうので、左利きが発達しそうな気もします…。横文字を使う多くの国で右利きが多いのは納得できます。「文字を書く」という作業だけでは、利き腕が変わるというほどの変化は無いようです。
右利きが多い仮説1「戦」
戦では、左にある心臓をなるだけ遠ざけて攻撃をしたいもの。武器を使って攻撃するときに左にある心臓を守りつつ、右手で攻撃する方が効率的だから右利きが発達したのでは無いかという説がありました。
右利きが多い仮説2「道具が右利き用」
「利用する道具のほとんどが右利き用に作られるために、右利きが増えた」という説もありました。この説をちょっと考えてみましょう。道具を作る人は、自分の使いやすいように道具を作るはずです。という事は、道具を作る人がそもそも右利きだったという可能性が高いです。
従って、道具が右利き用だから、右利きの人が増えたという理由はちょっと考えにくいかなと思います。
◯右利きが多い仮説3「言語の発達」
人間以外の動物の利き腕は、右利きと左利きで半分ずつわかれています。唯一利き腕がある動物はチンパンジーで、2たいで右利きが多いんだとか。
なぜ、人間は9割が右利きなのに、他の動物は右利きと左利きが半々な場合がほとんどなのか…?
180万年前の石器を調べたところ原人類は57%が右利きでした。しかし、1万年前の前世時代では9割が右利きに進化を遂げていたようです。6万年前には「言語」が誕生した事が利き手と影響しているようです。
人間の左脳は、他の動物とは違って言語能力やコミニュケーション能力を司るとされています。それが関係して、左脳が発達した結果、左脳と繋がっている右半身が発達しました。そして、右利きが増えたというのが最も有力な説になっています。
ちなみにPCSK6という遺伝子が利き腕と関係しています。PCSK6の遺伝子を壊したマウスは、本来左にあるはずの心臓が右にできたという報告も。
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右脳と左脳
右脳は直観力、イメージ力や創造性に関係しています。一方で左脳は言語力や論理に関連しています。左利きの人は右脳が発達しているとされているため、クリエイティブな能力に秀でている人が多いとされています。
利き脳テスト
2つのテストを組み合わせる事で、自分の利き脳のタイプを診断することができます。
- 指を組む
親指は右と左どっちが下? - 腕を組む
腕は右と左どっちが下?
・ささ脳…論理的に捉えて、論理的に処理する
(几帳面・努力家)
・うさ脳…直感的に捉えて、論理的に処理する
(完璧主義・個性派)
・さう脳…論理的に捉えて、感覚的に処理する
(自己矛盾型)
・うう脳…直感的に捉えて、直感的に処理する
(楽天的・感覚人間)
左利きのメリット・デメリット
左利きは右利きよりも早死にするというデータ
カリフォルニア州立大学の研究によれば、右利きの人は平均寿命が75歳に対して、左利きの平均寿命は66歳というデータがあります。左利きの人が短命となる理由はおそらく、ストレスによるものだと思われます。たくさんの道具やサービスが右利き用に作られている事が多いために、ストレスを抱えてしまうのです。
脳卒中では左利きが有利
脳卒中で倒れた場合、右利きよりも左利きの人の方が回復速度が早いそうです。理由は、右利きの人は脳の処理を一定部分を多く使っているのに対して、左利きの人は脳の処理を分散させている事に由来するんだとか。
左利きは矯正するべき?
「左利きではお行儀が悪い!」と、昔は無理にでも直すのが良しとされたていました。ただし、利き腕は脳が決めているので無理に矯正する必要はありません。利き腕の矯正をストレスと捉えてしまうと、マイナスの効果があります。自然に任せて、無理に矯正し無いというのが、多くの医師の意見です。
しかし、利き腕を矯正するのにはメリットもあります。
それは、脳の細胞が増えて、脳回路が増えるという事です。かくいう僕は右利きではありますが、歯磨きはあえて左手を使って磨くようにしています。普段使っていない神経回路だからこそ、使えるようになれば予備回路として機能するようになります。
悪魔で「矯正」ではなく、チャレンジ精神をもって「ゲーム感覚」でやってみるという事が大切だと思います。
感想とまとめ
・人間に右利きが多い理由は「言語力を司る左脳が発達した事によって左脳と関係している右半身が利き手になりやすい」
・日本人や世界の人類は、9割が右利き
・チンパンジーは2対1で右利きが多い
・他の動物は右利きと左利きの割合が5対5
・両利きに矯正すると、脳の予備回路が増えるメリットがある
古代を遡ってみたところ、言葉が誕生した事によって右利きが9割にも増えたという事は、わかりやすい実証データだと思います。
聞き手とは反対の手を使えるようになる事によって、脳の予備回路が増える事がわかっているので、簡単な歯磨きあたりを、利き手とは逆の手であえてやってみるのは面白いと思います。